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Author:donatero
色々なバイトを経験してきましたが、良いバイトに巡り会えるかは「運」の要素が大きいです。ですので、なるべく「運」という要素を無くし、確実に皆様が良いバイトを出来るような情報を提供していこうと思います。よろしくお願い致します。

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無心編⑪

その一日、特に面接への挑戦(結局面接はしていませんが)によって心身ともに大きく消耗してかなりの疲労を味わいながら、終電ギリギリで何とか家に帰りました。

家につくなり意味もなくテレビを付けてパソコンの電源を入れ、ベッドに寝転ぶと、それまで隠れていたかのようにさらなる疲労が身体に満ちてくるのを感じ、大きく息をつきました。

その時の精神状態は、ただ「店長さんに助けられた」という安堵感ばかりでした。自分の性格と相性の良い仕事ではないと思いながらも飛び込もうとしましたが、なかなか後には引けない段になって自分を誤魔化せなくなったのです。その時に、結果として後に引く余地を残して下さった店長さんには、今でも感謝しか浮かびません。


僕は自分に向いていないような仕事には迂闊に手を出そうとするものじゃないと実感し、そういう教訓を得られただけでも今日は収穫があったと別の意味で自分を誤魔化しました。

事態は目に見える進展があったわけではなく、単に「左の崖ではなく、右の崖に飛び込まなくてはならなくなった」ということに過ぎなかったのですが、とにかく家にいる間はキツいことを考えまいとして、その事実からは目を背けていたのです。


そして、翌日。

250px-Nihonbashi_12.jpg


例のごとく昼過ぎに日本橋駅で降り、そこから中央通りを銀座・新橋方面へと歩いていきました。

とにかく話しかけないことには何も始まらないので、誰かに話しかけなくてはいけません。しかし、その時の僕は、「今日はきっと無理だろう。今までよりもかえって話しかけれない」という気がしていました。

痛々しいまでに情けないことですが、自分の気力が最初から萎えてしまっているような感じがしたのです。心のエネルギーの充電が切れてしまっているような感覚です。

すぐに電話をしなければ恋人に振られるとしても電池が切れていたら電話をかけられず、遅刻をしたら全財産を失うとしてもガス欠していたら車が動かないのと一緒で、どれだけ追い込まれていても無理なものは無理だという予感・・・この日頑張らなければお金を用意できない可能性が圧倒的に高くなるのに(残る期限は4日でした)、どうにも気力が尽きてしまっているようでした。

実際に、狙いを定めて(言い方悪いですね)、近づいて、話しかけようとしても、急に空気の抜けた風船のようにへなへなとよろめきながら歩く軌道を変えてしまい、しまいには尾行するようになり、そして結局諦めて・・・というのが続き、もはやどうでもいいような気さえしてきました。

前日に余りにも精神的な緊張を強いられたために、それがぷっつりと切れてしまったかのようで、しまいには話しかけられないことに悔しさや危機感さえ感じなくなってきて、気付いたら「いつもの」新橋のコンビニに入り、食事コーナーの席に座って本を読んだり携帯をいじったりしているような始末でした。


もう、展開自体がすごくグダグダで本当に申し訳ないのですが、実際にこのような恥ずかしくなるくらいの体たらくだったのです。

日暮れと共に我に返り、危機感が芽生えてきたものの、その時には通りでは金持ちマダムというよりも仕事帰りのビジネスマンで溢れかえっており、とてもそのような中で目立つ上に見るからに怪しいことをする勇気は出そうにありませんでした。


・・・僕はどうすべきか考え、幾つかの案が思い浮かびました。そしてその日早速、その中の一つを実行してみることにしました。

僕は銀座を出て新宿駅まで行き、そこからある場所へと向かいました・・・歌舞伎町です。


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